このイコライザーはDT200R (37F)の流用だったと記憶しています。(元ネタと情報はジャンクボックスさんにお世話になりました)
これはノーマルの分岐です。丸い筒に円筒状のジョイントがはいっています。
これがイコライザー 向かって右がスロットル側です。
上記の黒い円筒状のジョイントは白いプラ部品に相当します。
白プラ部品の真ん中に位置する円形の部品はワイヤーにテンションがかからないかぎり
回転することができるようになっています。要するに、丸いベルクランクです。
スロット側のワイヤーの端部形状はそのまま使えますが
キャブレター側のワイヤー端部はこのままでは使えません。
真鍮管を4ミリほどの長さに切断。
ボール盤で1.2ミリほどの穴をあけ
こんな感じ
ワイヤー端部を通して、はんだ付けします。
はんだはステンレス用のものを使用。
できあがり。
ワイヤーをセットします。この状態は左右均等の状態。
目印にワイヤーにマジックで印をつけてあります。
下のみ引っ張った状態。約1センチほどの不等長は円形部の回転によって吸収されます。
これほどの不等長状態は目視でも確認できるので、目視である程度長さをそろえておけば
自動的に微妙な不等長を吸収して2本のワイヤーが同時に引っ張られるようになるはずです。
ためしに指側のワイヤを引いてみました。このように回転してずれます。
もどすとまた勝手に回転して、差分を吸収します。
あとはストップスクリューで最初の同調さえとっておけば、
アクセルの開き始めは必ず同時になるはずです。
作業が夜にずれ込んでしまったので確認はしていませんが・・・
注意事項としては、アクセルにわずかな遊びをいれておかないと
ワイヤーが底付きしないため、自動調整が(円盤が回転しない)効かなくなります。