2014年4月30日水曜日

イコライザーの導入

XSに使っていた、スロットルワイヤーを分岐して、かつ同調が自動的にとれてしまうという、夢のようなアイテム「イコライザー」をRTに導入することにしました。イコライザーはもともと2サイクルエンジンのアクセルワイヤーとオイルポンプのワイヤーを同調させるものです。
このイコライザーはDT200R (37F)の流用だったと記憶しています。(元ネタと情報はジャンクボックスさんにお世話になりました)

 これはノーマルの分岐です。丸い筒に円筒状のジョイントがはいっています。

 これがイコライザー 向かって右がスロットル側です。
上記の黒い円筒状のジョイントは白いプラ部品に相当します。
白プラ部品の真ん中に位置する円形の部品はワイヤーにテンションがかからないかぎり
回転することができるようになっています。要するに、丸いベルクランクです。

スロット側のワイヤーの端部形状はそのまま使えますが
キャブレター側のワイヤー端部はこのままでは使えません。


 真鍮管を4ミリほどの長さに切断。

 ボール盤で1.2ミリほどの穴をあけ

 こんな感じ

 ワイヤー端部を通して、はんだ付けします。
はんだはステンレス用のものを使用。

 できあがり。

 ワイヤーをセットします。この状態は左右均等の状態。
目印にワイヤーにマジックで印をつけてあります。

 下のみ引っ張った状態。約1センチほどの不等長は円形部の回転によって吸収されます。

これほどの不等長状態は目視でも確認できるので、目視である程度長さをそろえておけば
自動的に微妙な不等長を吸収して2本のワイヤーが同時に引っ張られるようになるはずです。

 ためしに指側のワイヤを引いてみました。このように回転してずれます。
もどすとまた勝手に回転して、差分を吸収します。

あとはストップスクリューで最初の同調さえとっておけば、
アクセルの開き始めは必ず同時になるはずです。
作業が夜にずれ込んでしまったので確認はしていませんが・・・
注意事項としては、アクセルにわずかな遊びをいれておかないと
ワイヤーが底付きしないため、自動調整が(円盤が回転しない)効かなくなります。

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