2014年8月18日月曜日

メーター修理

R100のトリップメーターのトラブルは当たり前のようですね。

さて、分解分解。。。



 機械的な駆動はスピードメータのみ。ギアボックスからケーブルがでています。
 メーターの照明ランプはLEDに換装済
 タコメーターは電気式。

 緑のプラ部品によって支持されているウオームギアによって右上の黒いギアが駆動されます。

 右に見える黒いギアのシャフトが左側まで貫通し白いギアの下にわずかに見えるギアはこのシャフトに固定されていなければなりませんが、白いギアの横ずれによって噛みこみがおこり、軸の固定が解除されてしまうようです。隙間の管理はわざと甘くしているようです、しかし何らかの横方向のの衝撃を受けた時にずれてしまうのでしょう。徹底的に直すのなら、メータの指針を抜いて、全バラして各ギアの間にプラワッシャー等を噛ませて横方向の遊びをなくす必要があります。
しかし、指針を抜くのにリスクがあるので今回は見送りました。
シャフトとに少し傷をつけ、エポキシ系の接着剤をほんの少しつけて固定。
しかし、遊びが多いので再発する可能性が大。

 スピードメーター裏蓋(軸受け側)
 白くペイントしたのはタコメーターのエッジ。
ここを白く塗ることによって間接照明の効果で、文字盤がむらなく明るくなることを期待しました。
効果はとくに無い。。。。

タコの指針がおおよそ0の位置にくるように修正しました。
これで正解ですよねぇ。今までは500rpmぐらい多めに指示していたような気がします。

回転数の表示されるタイミングライト買おうかな。。

2014年8月17日日曜日

ホイール磨き

 タイヤをブリジストンのBT45に交換しました。タイヤに不満は全くないのですが、ちょいと価格的に残念な結果になってしまいました。交換料含めて前後で4万円。どこの高級タイヤかと思うような値段です。安いはずという先入観で物事をすすめるといけませんね。まず、見積もりを事前にしっかり紙に出してくれる業者さんを選びましょう。ここらへんがいい加減な業者は技術もそれなりと考えるべきでしょうね。まぁ、長く付き合えるお店を探している私には大変勉強になりました。(自虐)

さて、自分でホイールを脱着したので、ついでにちょいとホイール磨きをしました。
以下は自分のための覚え書きのようなものです。

まず、ホイール脱着です。普通のオートバイはセンタースタンドをかけるとリアホイールが浮きますが、R100は前輪が浮きます。理由はよくわかりませんがそうなっています。
まずリアを浮かせるためにジャッキをかけます。 リアを浮かせてから、リアのアクスルシャフトを抜きます。
実はRTの作業マニュアルはもっていません。どこをどう外せば効率的に作業が行えるのか不明なのです。左マフラーをはずしてみたり、キャリヤーのねじを緩めたり手さぐりで作業をしていますが実はリアのフェンダーを外すだけでOKということが判明。リアフェンダーは3本のナットを外し、テールランプのカプラーを外すだけというすごく簡単なことが判明しました。R100初心者まるだしですが、なるほどの構造です。ただタイヤが太いのでするりとは出てこないです。







前輪はブレーキのダストが錆にまとわりついてきれいになりません。

 しかたがないので、これを。。。。。

 こうして。。。。

 こんな感じで。。。

 こいつでぐりぐりっと。。

してみましたが、もともと梨地なので、きれいになりません。最終的には、ワイヤーブラシ、しかも鋼のブラシでごしごしっと錆をおとして、銀色のシリコンラッカーをさっと吹いてごまかしました。
 吹いたままではいかにも塗装しましたという状態になりますので、シンナーを布にとり、過剰な部分を擦っておちつかせるという手段です。
ホイールだけピカピカだとおちつかないですからね。冬になったらもう少しじっくりやってみましょうか。

 

2014年7月23日水曜日

R100RSのエンジンを落札。。。

R100RS後期型のエンジンをヤフオクで落札してしまいました。
最高値に100円上乗せしたらそのまま落札。2万円前半台です。しかし送料が8000円ほどで3万円弱です。このエンジンとしてはかなり安いでしょう。


こんな梱包で来ました(^^;; さすが最悪評価が並んだ業者さんです。


エンジン後部 クラッチのシャフトないためかスプリングプレートの穴(軸が)ずれています。
オイルも付着しているようなので一度ばらす必要があるでしょう。(当たり前か。。。)




なんと、オルタネーターとビーン缶がついています。扱いが粗雑だったせいか、ビーン缶の蓋が若干へこんでいますねぇ。 ダイオードボードは無理やり外したのか上二本の金具は生きていますが下二本はゴム部分から引きちぎられていますね。まぁ、部品の価値を知らない業者さんなのか?
ラッキーです。



エキゾーストのとりつけ部分、ここは焼き付きが多く、ねじがつぶしてしまうことが多い部分です。
シリンダー側のねじ山は多分つぶれていないと思います。ワイヤーブラシで根気よくねじ山の間を掃除すれば復活するでしょう。



オークションの説明では3万キロ未満のエンジンらしく、確かにフィンの共振を抑えるゴムがのこっていたり、全体に若いエンジンの印象です。R100のエンジンとしては慣らしが終わったところという感じですが、問題は細かいところでキャブの径が違うとか、そのままじゃ載せ替えられないことですね。芋づる式に。。。という悪循環をどうやってストップするか。

課題ですね。

2014年5月25日日曜日

RT点火時期確認

先日、交換したイグニッショントリガーのコントロールに作動不良疑惑が浮上しました。
とりあえず3000rpmでも進角がとまらずさらに進角してしまうというものでした。
そういえば、進角のZマーク見えなかったよなぁということで申告したところ、すばやく代替え品を送っていただきました。
今日やっと交換することができて、確認することができたのですが、、、、
前回のもの、ノーマル、代替え品と比較すればよかったのですね。

心の余裕がないのか、いきなり代替え品つけてしまいました(汗)

さて、動画をアップしました。ノーマルだとSマークは完全に止まって見えるのですが、前回も今回も微妙に振動して見えるます。進角を示すZマークはブレブレですがとりあえず3000rpmちょっと過ぎで止まることをことを確認できました。動画をとるためアクセルは人にまわしてもらったのですが、高回転を維持することができなかったのでちょっと見づらいかも。
まぁ、これで大丈夫そうですね。

2014年4月30日水曜日

イコライザーの導入

XSに使っていた、スロットルワイヤーを分岐して、かつ同調が自動的にとれてしまうという、夢のようなアイテム「イコライザー」をRTに導入することにしました。イコライザーはもともと2サイクルエンジンのアクセルワイヤーとオイルポンプのワイヤーを同調させるものです。
このイコライザーはDT200R (37F)の流用だったと記憶しています。(元ネタと情報はジャンクボックスさんにお世話になりました)

 これはノーマルの分岐です。丸い筒に円筒状のジョイントがはいっています。

 これがイコライザー 向かって右がスロットル側です。
上記の黒い円筒状のジョイントは白いプラ部品に相当します。
白プラ部品の真ん中に位置する円形の部品はワイヤーにテンションがかからないかぎり
回転することができるようになっています。要するに、丸いベルクランクです。

スロット側のワイヤーの端部形状はそのまま使えますが
キャブレター側のワイヤー端部はこのままでは使えません。


 真鍮管を4ミリほどの長さに切断。

 ボール盤で1.2ミリほどの穴をあけ

 こんな感じ

 ワイヤー端部を通して、はんだ付けします。
はんだはステンレス用のものを使用。

 できあがり。

 ワイヤーをセットします。この状態は左右均等の状態。
目印にワイヤーにマジックで印をつけてあります。

 下のみ引っ張った状態。約1センチほどの不等長は円形部の回転によって吸収されます。

これほどの不等長状態は目視でも確認できるので、目視である程度長さをそろえておけば
自動的に微妙な不等長を吸収して2本のワイヤーが同時に引っ張られるようになるはずです。

 ためしに指側のワイヤを引いてみました。このように回転してずれます。
もどすとまた勝手に回転して、差分を吸収します。

あとはストップスクリューで最初の同調さえとっておけば、
アクセルの開き始めは必ず同時になるはずです。
作業が夜にずれ込んでしまったので確認はしていませんが・・・
注意事項としては、アクセルにわずかな遊びをいれておかないと
ワイヤーが底付きしないため、自動調整が(円盤が回転しない)効かなくなります。

2014年2月17日月曜日

ロッカーアーム スラスト間隙調整


基本的にくたびれた10万キロ越えのエンジンだと思っているので、静かには回ってくれないのはあたりまえのエンジン。

ちょっとでも静かになるように、こつこつと気になるところを調整しています。
今日はスラスト間隙調整を調整してみました。


ロッカーアームのシャフトはシリンダースタッドボルトと共締め構造です。
このスタッドボルト間にはかなりの遊びがあります。つまり、ロッカーアームを挟み込む
ようにしてスタッドボルトを締めないと、隙間が広くなってしまいます。

さて、調整です。まず圧縮上死点に合わせます。

左側は吸気・排気ともに0.2mmのゲージが入るほど開いていました。上下に動かすとカチカチ音が出るほどです。これはかなり広すぎます。規定は0.05±0.03mmとのこと。

では、どうするのか、まずスタッドを緩めます。それから木工用のクランプでロッカーアームのシャフト押さえ金具だけを挟み込むようにしてスラスト間隙が0.02ぐらいになるよう締めます。
軽くスタッドを締めて適正なスラスト間隙が保持されることを確認します。


上の写真は大きいワッシャーをかませてクランプで締めていますが、


クランプが大きければ(右は10㎝幅のもの 左は15㎝幅のもの)大きい17mm以上のソケットを使ってシャフトを逃げても良いでしょう。

いずれにしても、締め込みはほんのわずかな力で済みます。スラスト間隙が0.03mmぐらいで、ガタつきはなくなります。この状態でスタッドを仮締めしていきます。
クランプを外して、再度隙間のチェック。

最後にスタッドボルトの本締めはトルクレンチを使って、37Nmでしっかり締めて終了です。

構造上、タペット調整も再度行わなくてはなりません。

この作業を右気筒もやります。

効果のほどは、、、タペット音は見事に静かになりましたが、その分他の音が気になるようになりました。 トホホ

2014年1月28日火曜日

セルモーター交換

セルモーターを交換しました。
純正はボッシュのモーターですが、最近は寒くてオイルが固くなっていることもあり圧縮過程で力尽きます。バッテリーは純正が34Aですが、今回交換したものは30Aということもあるかもしれません。それにしてもちょいと力がなさすぎです。オーバーホールすると少しはよくなるようですが、重い・電流を喰う・回転が遅いということで、思い切ってサードパーティーのエンデュララストのものを選びました。
左がボッシュ・右がエンデュララスト
省電力・高トルク
ボッシュは直結ギア
エンデュララストは遊星ギアを介し、減速しますが、結果的に高トルクを実現します。
上は外しにくいことで有名なボルトです。私の場合は細いエクステンションをもっていたので微妙に芯がずれていますが、あっさりとはずせました。


セルをはずすとこんな感じです。


フライホイールに見える白いマークは以前に見やすいようにつけた上死点と点火マーク


見栄えが良いようにマークしなおしました。


これもエアクリーナーボックスを外すのに邪魔なスタッドボルト
箱型に変更する前の設計によるものだそうです。普通のボルトに変更しました。
ロック剤で固めてあって普通には抜けませんでした。
ここにロック剤をかけた意味がわかりません。


あっさりと収まって完了。外したものを組み付けていきます。


庭の手入れや車庫の整理をしながら、やったので延べ時間は2時間程度。
エアクリーナーを外さなければもっと早い時間で片づけられたと思います。

セルは普通にキュルキュルと軽やかにまわります。エンジン始動は時間切れ。
また今度です。